特集

MEMBER’s COMMENT

山本佳世子
編集局科学技術部
論説委員兼編集委員

多くの組織が重視して関連部署や担当を置きながら、高度な専門の学びをした人材が集めにくい、という点では、環境分野は真っ先に上がるのではないか。データサイエンスで分析に取り組む文系人材も、各種のDX技術を駆使して科学的な対応を手がけられる理系人材も、各組織に現状はほとんどおらず、人材ニーズが高いはずだ。大学の場合、最先端技術開発であれば、研究大学の個別研究室が力を発揮するが、環境エネのDX教育となると少し違う。ある程度の規模で学部生・修士学生を系統的に、しっかりと教育できる大学の方がふさわしい。多様な機器を用意するハードルがあるが、文科省事業でこれを乗り越えての東京都市大の取り組みに、他の大学や企業から注目が集まるだろう。

小林健人
デジタルメディア局DX編集部
記者

日本や東南アジアでは毎年、台風の接近による供給制約がニュースになります。さらに21年には米国の大寒波による供給制約が起こり、世界中にリスクがあると言えます。供給網を広げるうえで、リスクを正しく把握しておくことは、今後より重要になってくるのではないでしょうか。

小林健人
デジタルメディア局DX編集部
記者

検査の非侵襲性が高まるのは患者にとって非常にメリットがあります。ゲノムを調べる費用が下がってきたことも、同検査の実用化に近づいた要因です。03年にヒトゲノムの解読が終了し、治療以外にも応用範囲が広がりそうです。一方でそこで知り得た情報をどう扱うか、どう使うべきについては別途考える必要があるかと思います。

吉川清史
情報工場
チーフエディター

本書は、数多のウェルビーイング論や幸福論のなかでも出色の良書だった。日本で、実名表記が求められるフェイスブックよりも、ハンドルの使用が認められるツイッターや匿名掲示板の方が人気なのも、日本的ウェルビーイングに関連しているのだろう。つまり、自分の名前を出して何かを「する」、発言するよりも、名もなき一人としてコミュニティの中に「いる」ことに、心地良さを見出す日本人の心性の表れなのだと思う。おそらく「もう一つの世界」で「違う自分」になれるメタバースについても、欧米と日本では利用の仕方が違ってくるのではないか。欧米はメタバースの中で何かを「する」、例えば事業を始めたりする傾向があるのに対し、日本人は、ただメタバース空間に「いる」ことを指向し、知り合った仲間と何気ないおしゃべりをするようになると予想できる。さまざまな場所、場面での自分自身のウェルビーイングも見つけていきたい。

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