特集

MEMBER’s COMMENT

小寺貴之
編集局科学技術部
記者

ここにメタバースのブームが到来しNFTやweb3、DAOもきました。クリエイターが活躍できると同時に搾取する仕組みにもなりえます。セカンドライフでもあった土地バブルが再現され、NFTはコピーを防いでくれるわけでもありません。創作するよりも、値崩れしたアセットを組み合わせればコンテンツを作れるプラットフォームが必要で、メタバースではクリエイションよりもキュレーションに近い創作活動になっていくのだと思います。DAOは評価指標や見えやすい成果が動かす実力主義の組織です。まだ誰も見たことがないキラーコンテンツを作るのに適しているかどうか。メタバースの火付け役は株価が戻らない中で宣言した通りの投資を実行してくれるのかどうか。クリエイターががんばってくれないと突破できない課題があるのに、クリエイターに見限られないかヒヤヒヤしてしまいます。次の冬は氷河期になるかもしれません。仮に氷河期がきても教育VRは生温かい分野になるといいなと思っております。

山本佳世子
編集局科学技術部
論説委員兼編集委員

理系学生増は今夏の概算要求で注目のテーマだ。文科省からも複数の策が出てくる見込みだ。理系5割という数字を「理想」ととらえつつも、私立大に多い純粋文系学部をデータサイエンスなど融合系にシフトさせると同時に、国立大の情報・理工系の増強に着手するのが妥当ではないか。国立総合大なら学部・学科のスクラップ&ビルドが可能だが、全学が重要分野である電通大のような単科大学は、それも難しい。新たな教育プログラムのために、通信・ロボットや、マテリアル・量子の部分を削ったと聞き、「そうせざるを得ないなんてあんまりだ」と感じた。社会的に人材ニーズの高い領域に対しては、正当かつ強力な対応を政府に求めたい。

松木喬
編集局第二産業部
編集委員

生物多様性のCOP15は、「ゼロ・コロナ」を目指す中国での開催を断念し、カナダ・モントリールに会場が変わりました。同じアジアなので日本が開催地になって欲しかったです。企業緑地を国の生物多様性保護地に組み入れる「自然共生エリア」などを世界に発信するチャンスと思いました。

山本佳世子
編集局科学技術部
論説委員兼編集委員

環境・エネルギー分野は多様な要素が絡んでいる。通常の科学技術による研究は、特定の条件下で よりよい成果を出す形が現状で、切り口を替えると疑問符が付くケースもある。対してLCAの研究は原料の育成・製造から回収・廃棄まで、トータルの社会活動をみて、どの技術や製品が環境負荷を下げる点で優れているのかを明らかにする。企業は株主向けIRや、自治体や欧州系企業などハードルの高い顧客向けに、LCAの査読論文をエビデンスとして示し、活動する。そのため伊坪先生のような大学の研究に注目しているのだ。ちなみに伊坪先生は東京都市大の大学院環境情報学研究科長でもあり、環境・エネルギーのデジタル革新(DX)人材育成プロジェクトも率いている。

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