停車駅少ない「ラピート」、南海電鉄が増やす狙い
南海電気鉄道は大阪市内と関西国際空港を結ぶ空港線の速達性、輸送力を高める。12月21日にダイヤ改正し、特急「ラピート」の一部をより停車駅が少ないタイプに変更する。急行も一部を8両編成に増やすとともに1日当たり1―3本増便する。インバウンド(訪日外国人)を中心とした需要増に対応する。
停車駅が8駅のラピートのうち、平日ダイヤで20本、土休日ダイヤで24本の停車駅を6駅に変更する。所要時間を短縮するとともに、利用者が最も多い区間の特急券を購入しやすくし、利便性向上を図る。
急行は平日で18本、土休日で16本を6両編成から8両編成にする。また平日の午前や深夜に計3本、土休日の朝に1本増便する。混雑緩和につなげる。
日刊工業新聞 2024年11月18日