ニュースイッチ

JR貨物とコマツが開発、操作簡略化「フォークリフト」の機能

JR貨物とコマツが開発、操作簡略化「フォークリフト」の機能

JR貨物が導入するガイダンス・セミオート機能搭載コンテナ用フォークリフト

JR貨物は操作ガイダンスとセミオート機能を搭載したコンテナ用フォークリフトをコマツと共同開発した。トラックから鉄道へのコンテナ積み替え作業に用いる大型のフォークリフトの運転操作は、高度な技能と判断力が必要となるため技術伝承が課題となっていた。操作の簡略化による安全性向上と人材育成の短縮化につなげる。12月に東京貨物ターミナル駅に1台導入し、今後主要駅に順次導入する。

操作ガイダンス機能は複数のカメラやセンサーを用いて視認しにくいフォーク先端の高さや、中心位置をモニター表示することで支援する。同機能ではコンテナを適正な位置で保持しているかを検出し、適切でない場合はオペレーターに警告し、周辺のコンテナの接触や落下事故を防止する。

セミオート機能は外界センサーにより荷役対象コンテナの位置を認識し、オペレーターがアクセル操作のみでフォークリフトを自動的に荷役対象コンテナへ正対させることができる。また独自の荷役対象認識技術によりフォークの位置を正確に自動制御する。


【関連記事】 建機メーカーが大注目する異色のレンタル会社
日刊工業新聞 2024年11月18日

編集部のおすすめ