自動車向け合皮シート材で新工場、セーレンがハンガリーに建設の理由

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ハンガリー大使館(都内)で会見したセーレンの川田達男会長(右)

セーレンは55億円投じ、ハンガリーに自動車向け合皮シート材の新工場を建設する。生産能力は月間40万メートルで、2022年中に量産化する。欧州では日系自動車メーカーに供給しているが欧州メーカーでも本革にかわる素材として受注が見込める。今後拡販を進め、工場で23年に88億円、24年に110億円の売り上げを目指す。

南部ペーチに子会社「セーレン ハンガリー」の工場として建てる。敷地面積は23万平方メートルと工場面積に比べ約10倍広く、受注状況に応じ、工場を増設できる。合皮シート材「クオーレ」は自動車シートやドア材の内装材に使う。本革より軽く4倍の強度があるほか、製造時において本革より環境負荷が少ない利点がある。

欧州へは中国の工場などからクオーレを輸出していた。欧州は世界第2位の車両生産拠点で東欧には自動車の工場が集まる。都内で会見した川田達男会長は「アフリカ以外の世界を網羅する生産拠点ができる」と喜んだ。

日刊工業新聞2021年4月19日

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