日本追い抜き世界3位…中国のロボット密度、4年で倍増
国際ロボット連盟(IFR)がまとめた調査によると、2023年のロボット密度(従業員1万人当たりの導入台数)で、中国がドイツと日本を追い抜いて世界3位になった。中国は約3700万人の製造業労働人口を持つが、自動化技術への大規模投資を継続している。また23年のロボット密度の世界平均は162台で、7年前の74台と比べて2倍以上に伸長した。
中国の従業員1万人当たりの産業用ロボット台数は470台で、この4年間でロボット密度は倍増した。
世界首位は韓国で同1012台だった。韓国のロボット密度は18年以降、年平均5%のペースで上昇。電子と自動車産業が産業用ロボット需要を支えている。
2位は同770台のシンガポール。4位はドイツの同429台で、日本は同419台で5位となった。自動化投資に期待がかかる米国は10位だった。今後も製造業における自動化の進展に期待がかかる。
日刊工業新聞 2024年12月25日