世界初!ハイブリッド型トンネル掘削機の威力

コスト削減や工期短縮を実現

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NATMモード

鹿島は27日、同社が施工する黒部川電力新姫川第六発電所建設工事(新潟県糸魚川市)の導水路トンネルに、世界初のハイブリッド型トンネル掘削機「NATBM(ナトビーエム)」を初適用し、掘進作業が順調に進んでいると発表した。掘削機1台で硬質地盤と軟弱地盤のトンネルを掘削でき、コスト削減や工期短縮を実現する。

同掘削機はコマツと共同開発。実際の作業では、硬質な地盤を「TBMモード」で高速掘進し、軟弱な地盤では「NATMモード=写真」に切り替える。カッターヘッドを開口し内部に装備したバケット式掘削機を前面に出し、岩盤を掘削した後、支保工を構築しながら安定掘進する。

適用された導水路トンネルは全長約4キロメートル。高速掘進が特徴の「TBM」の掘進区間は約3・8キロメートル。地質が複雑な地盤にも対応する「NATM」の掘進区間が約0・2キロメートル。1月にTBM区間の掘進を開始し、現在は約1・3キロメートル地点を掘進しているという。

日刊工業新聞2020年5月28日

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