直流給電式のトンネルLED照明でコスト・工程を大幅に減らす!

星和電機、中国地方のトンネルで採用開始

 【京都】星和電機は業界で初めて、直流給電方式のトンネル向けの発光ダイオード(LED)照明システムを開発した。既存システムは交流給電方式で、照明器具内の電源装置により交流を直流に変換して点灯する。新システムはトンネル外の装置で直流に変換するため、器具の大きさや重さを半分以下に、トンネル内の配線も小径にできる。施工の手間が省け、電力ロスも低減。既存方式に比べトータルコストで2割超、工事工程で3割超をそれぞれ低減できる見通しだ。

 中国地方の国道でこのほど開通したトンネルに初採用されたのを皮切りに、提案活動を本格化していく。

 LEDは水銀や蛍光ランプなどの従来光源に比べ省エネルギーで、政府も普及に力を入れる。トンネルでの採用も広がっている。LEDは直流点灯だが、従来光源の経緯から交流給電方式となっていた。家庭用と異なり、照明が大量に使われるトンネルでは直流給電のメリットが得やすい。

 従来のトンネルLED照明器具は重さ15キログラムほどだが、新器具は器具内に電源装置が不要のため重量は半分以下。1人で設置でき、人手不足が深刻化する中、省人化が見込める。

 電源装置をトンネル外に集約することで、従来の高所作業より点検、交換も容易。照明器具の明るさ調整が系統ごとの電流調整で行え、調光制御用配線が要らず、トンネル内の配線を比較的細くできる。

  

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