3年ぶりに赤字に転落した三菱自「2年間はコスト改革に集中」

3社連合はどうなる?

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三菱自動車の水島製作所(撮影は生産調整前)

2020年3月期連結決算は当期損益が257億円の赤字(前期は1328億円の黒字)に転落した三菱自動車。通期での赤字は3期ぶりとなる。米中や豪州の販売不振や流通在庫の圧縮、研究開発費の増加に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大による世界的な需要減速が追い打ちをかけた。売上高は前期比9・7%減の2兆2702億円だった。21年3月期連結業績予想は見送った。今後、構造改革を加速させる方針だ。

20年1―3月期の売上高は前年同期比16・2%減の6034億円、営業利益は同65・6%減の92億円だった。新型コロナにより営業利益は約150億円押し下げられた。

収益力の改善のため、21年度末を目標に固定費を19年度比20%以上削減する方針を示した。1000億円規模の効果を見込む。「まず2年間はコスト改革に集中する。収益力を拡大するのは21―22年度と考えている」(加藤隆雄最高経営責任者)。東南アジア市場に経営資源を集中し、研究開発費や販売費などを削減する。

27日には日産自動車と仏ルノーの3社による企業連合の今後の方針を発表する。三菱自の21年3月期連結業績予想と次期中期経営計画は20年4―6月期決算で公表する予定。

日刊工業新聞2020年5月20日

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