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エアロセンスがマレーシアで実証、ドローンで取り組む森林保全の仕組み

エアロセンス(東京都文京区、佐部浩太郎社長)は、ファンリード(東京都豊島区)、マレーシアのサンウェイ大学と共同で、マングローブ保全に向けたデータ収集・分析に飛行ロボット(ドローン)を活用する実証実験を行う。3社は同実証実験について、アジア・太平洋電気通信共同体の加盟国研究機関と日本企業で推進する「国際共同研究プログラム2021」に共同提案し、採択された。

ドローンを使い、マレーシア・サラワク州の国立公園のマングローブを上空から撮影。分布状況を調べて生育マップを作製、森林保護につなげる。

エアロセンスはドローンによるデータ収集・解析を担当。マルチコプター型ドローンの画像データから独自のクラウド技術を用いて解析し、位置座標データも収集する。

実証実験の成果を踏まえ、本格的な事業化検証への移行を目指す。事業化検証の段階ではエアロセンスの広域対応ドローン「エアロボウイング=写真」を使って観測範囲を拡大する。

日刊工業新聞2022年4月28日

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