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ジャパンディスプレイもアップルに有機ELパネル供給へ。韓国勢に対抗

近く幹部がアップル本社で交渉。18年春からアイフォーン向けに量産
ジャパンディスプレイもアップルに有機ELパネル供給へ。韓国勢に対抗

JDIの白色方式の有機ELパネル

 ジャパンディスプレイ(JDI)は、スマートフォン向け有機ELパネルの量産を2018年春に始める。16年春に石川工場(石川県川北町)に試作ラインを整備して技術を確立し、その後、国内に量産ラインを構築する。米アップルは18年に発売するスマホ「iPhone(アイフォーン)」に有機ELパネルを採用する意向。現状では韓国勢がサプライヤーとして有力視されているが、JDIも名乗りを上げる。

 JDI幹部が、来週にもアップル本社に赴き有機ELパネルの量産計画を伝え、受注交渉を始める。JDIは16―17年度の全社の研究開発費を過去2年と比べ倍増させ、その多くを有機ELパネルに振り向ける。石川工場の既存の有機ELパネル試作ライン(基板サイズは4・5世代)を、アップルの技術に合わせて改造する。
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日刊工業新聞2015年11月30日1面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
アップルは独自の「LTPO」生産をサプライヤーに要請しており、LGやサムスンの韓国勢もLTPOの対応はこれから。JDIは巻き返しは可能だろう。これでシャープとの統合が進めば、シャープの既存工場をどう活用するかもポイントになる。

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