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トヨタ、「カローラ」に4駆ハイブリッド車。搭載車種増やす

19年投入予定
トヨタ、「カローラ」に4駆ハイブリッド車。搭載車種増やす

トヨタのHV用電気式4WDシステム「E―Four」

 トヨタ自動車は2019年投入予定の量販車「カローラ」の次期モデルに、4輪駆動(4WD)方式ハイブリッド車(HV)を設定する。現行モデルより車両を大型化した上でHV用電気式4WDシステム「E―Four(イー・フォー)」を搭載する。小型HV「アクア」級にも搭載可能な小型システムの開発も進める。中・小型HVへの4WD追加でバリエーションを拡大し、寒冷地を含めた世界各地でHV販売を積み増す。

 トヨタは新型HV「プリウス」に、大幅に小型化して搭載しやすくしたHV用電気式4WDシステムを導入した。このシステムをベースに搭載車種を増やす。
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日刊工業新聞2016年3月4日1面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
次期カローラでは電気式4WDシステムを搭載するため車格を上げ、新型プリウスの車台「Cプラットフォーム」を使う計画。20年以降にはアクアなどBプラットフォームを使う小型車の次期モデルの投入するが、現時点ではこれ以上の4WDシステムの小型化は「パワーが足りなくなる」(トヨタ幹部)という。技術的ハードルは高いがニーズはあるため、より小型化システムの開発も目指すようだ。

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