バッテリー8個搭載「大型ドローン」、初の飛行試験
金沢工業大学の赤坂剛史准教授の研究室は、大型飛行ロボット(ドローン)による初の飛行試験を石川県内の手取川河川敷で実施した。バッテリー8個を搭載した重量約90キログラムの試作機に約40キログラムのおもりを搭載し、浮上させることに成功した。今回得られたデータを元に、新たに固定翼を付けた試作機の開発を進め、2025年3月初めの飛行試験実施を目指す。
試作機は横幅2・5×奥行き1・5メートルの機体に八つのプロペラを装備した。まず大型化による機体自体の振動を検証。浮上、ホバリング時に大きな振動がなかったことから40キログラムのおもりを積載して実験した結果、浮上させることができた。
日刊工業新聞 2024年12月23日