新関西国際空港会社が9月17日に発表した2015年8月の速報値によると、関空の通過旅客を含む国際線と国内線の総旅客数は、前年同月比22％増の228万6450人で、3年11カ月連続で前年上回った。単月としての過去最高記録を、前月7月の205万人に続いて更新。8月としての過去最高は、2000年の203万人だった。

　国際線の旅客数は、29％増の160万5938人と24カ月連続で前年を上回った。このうち、外国人旅客は74％増の97万9120人と3年6カ月連続で前年を上回った。一方で、日本人旅客は8％減の60万7680人で、前年割れが1年8カ月続いている。国内線の旅客数は10％増の68万512人で、10カ月連続で前年を上回った。

　国際線全体の旅客数とこのうちの外国人旅客数は、単月の過去最高を記録。外国人の単月最高記録は2カ月連続で更新した。外国人旅客数の累計は今年1月から8月までで652万人となり、前年の暦年累計（14年1月から12月）である631万人を越えた。

　国際線と国内線の旅客と貨物便を合わせた総発着回数は、前年同月比19％増の1万4962回で、2年4カ月連続で前年を上回り、単月の過去最高を記録した。国際線旅客便は32％増の9096回で、1年11カ月連続で前年を上回り、単月の過去最高を記録した。国内線旅客便は4％増の4403回で、10カ月連続で前年を上回った。

　総発着回数も、単月の最高記録を7月の1万4609回に続いて更新。8月としての過去最高は、2014年の1万2619回だった。貨物量のうち、国際線貨物量は前年同月比6％減の5万4700トンと、2カ月ぶりに前年を下回った。

　伊丹空港は、発着回数が前年同月比1％増の1万2668回。3カ月連続で前年を上回った。旅客数は前年同月比1％減の138万9610人と4カ月連続で前年を下回り、貨物量は4％減の1万1611トンだった。