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半導体足りず…トヨタが6月に10万台減産、工場停止も

トヨタ自動車は、6月の世界生産台数見通しが、年初計画比10万台減の85万台程度になると発表した。半導体不足により国内外の生産が影響を受ける。ただ6―8月の世界生産台数は平均で月85万台程度を見込み、過去最高レベルを計画する。2023年3月期の生産見通しは970万台を据え置く。

6月の生産内訳は国内約25万台、海外約60万台。このほか新型コロナウイルス感染症に伴う中国・上海のロックダウン(都市封鎖)の影響で、5月と6月に国内の工場を一部稼働停止することも発表した。10工場16ラインで、25日―6月3日の期間に最大5日間稼働を止める。影響台数は計3万台。5月の世界生産台数見通しは70万台程度を維持する。

稼働停止の対象は元町工場(愛知県豊田市)など。

日刊工業新聞2022年5月25日

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