ニュースイッチ

3Dプリンターで好みの「卓上あんどん」はいかが?岐阜の中小企業か4万円から販売

パネルに好みの写真やイラスト
3Dプリンターで好みの「卓上あんどん」はいかが?岐阜の中小企業か4万円から販売

3D粉末造形で製作した卓上あんどん

プレマウンドモデル(岐阜県関市)は、ナイロン樹脂製の卓上あんどん「3Dフォトライト」を開発、販売した。3次元(3D)プリンターを使った粉末造形でパネルに好きな写真やイラストを描くことができ、内側から発光ダイオード(LED)電球をともすと陰影で画像が立体的に見える。各種部品の試作造形技術を生かした自社製品として旅館、結婚式場などでの活用を見込む。

同卓上あんどんは組み立て式で、土台と柱4本、3Dパネル4枚、LED電球などで構成。3Dパネルは単品製作し、差し替え可能。電源は有線と無線の2タイプがあり、有線の場合、あんどんに隠れてコードが視界に入らない工夫をした。

スマートフォンのスクエア撮影と16対9比に対応。撮影データをその場で送信すると、3Dプリンターで作成できる。高さ175ミリ×幅145ミリ×奥行き145ミリメートルのレギュラータイプの価格は4万円、高さ255ミリメートルのトールサイズが同5万円(いずれも消費税抜き)。販売目標は初年度400万円。

同社は切削と粉末造形での自動車や航空機部品など試作品製作を行う。卓上あんどんはコロナ禍を機に、新規事業を模索する中、若手社員4人で開発。業績貢献とともに、知名度向上で本業への波及効果も期待している。


【関連記事】 金属積層造形の技術はここまで進化している!

編集部のおすすめ