キヤノンの1億2000万画素CMOSセンサー、何ができる?
カラー画像と近赤外線画像を同時に取得
キヤノンは、画素数や感度を高めた相補型金属酸化膜半導体(CMOS)センサー2種類を発売した。カラー画像と近赤外線画像を同時に取得できる「120MXSI=写真」は、一般的な同様のセンサーに比べて画素数が約10倍となる1億2000万画素。「35MMFHDXSMA」は星明かり程度の明るさでもモノクロ動画を撮像できる。
120MXSIはカラーと近赤外線の画像を同時取得できるため、撮像システムや検査装置の小型化につながる。一般的なカメラで撮影できる画像はカラーか近赤外のどちらかで、両画像を同時取得するにはカメラを複数台使った大規模なシステムが必要だった。そのほか取得した画像は作物の収穫時期の判断に活用するなど、農業分野への応用も期待できる。
35MMFHDXSMAは、わずか0・0005ルクスの明るさでも撮像できる。従来のカラーのCMOSセンサーに比べて感度が約2倍で、広範囲の波長の光を検出可能。天体観測や自然災害の監視などに有用で、10等星程度の明るさの星を従来のセンサーに比べて鮮明に捉えられる。夜間の高速道路でナンバープレートを識別するといった監視用途などにも応用できる。
120MXSIはカラーと近赤外線の画像を同時取得できるため、撮像システムや検査装置の小型化につながる。一般的なカメラで撮影できる画像はカラーか近赤外のどちらかで、両画像を同時取得するにはカメラを複数台使った大規模なシステムが必要だった。そのほか取得した画像は作物の収穫時期の判断に活用するなど、農業分野への応用も期待できる。
35MMFHDXSMAは、わずか0・0005ルクスの明るさでも撮像できる。従来のカラーのCMOSセンサーに比べて感度が約2倍で、広範囲の波長の光を検出可能。天体観測や自然災害の監視などに有用で、10等星程度の明るさの星を従来のセンサーに比べて鮮明に捉えられる。夜間の高速道路でナンバープレートを識別するといった監視用途などにも応用できる。
日刊工業新聞2019年3月29日