空飛ぶクルマ用モーター、ニデックが共同開発へ
イスラエル新興と合意
ニデックは22日、イスラエルの個人向け空飛ぶクルマ(eVTOL、電動垂直離着陸機)を手がけるAIR VEV(ハイファ市)とeVTOL用モーターの共同開発について合意したと発表した。
AIR VEVが開発中の2人乗りeVTOL機「エアワン」の量産用モーターを開発する。エアワンはすでに1000台以上の予約があり、機体認証取得後、2024年中の初期受注分納入を目指す。
AIR VEVは18年設立のスタートアップ。ニデックとブラジル航空機大手のエンブラエルとの合弁会社であるニデック・エアロスペース(米ミズーリ州)と、航続距離最大100マイル(約160キロメートル)が可能な高効率モーターの開発も目指している。
日刊工業新聞 2024年02月22日