「スーパードライ」「一番搾り」など二桁伸び、ビールカテゴリー好調
ビール大手4社が13日に発表した1月のビール類(ビール、発泡酒〈第三のビールを含む〉)の合計販売数量は前年同月比6%増と2カ月ぶりプラスとなった。2023年10月の酒税改正を経てビールカテゴリーが好調な伸び。一方の第三のビールはマイナス基調が続き発泡酒カテゴリーを押し下げている。
キリンビールによれば「追い風を受けて各社がビールカテゴリーに注力しており、大きく伸ばしている」と強調する。ビールブランドではアサヒビールの「スーパードライ」が同18%増。キリンの「一番搾り」が同16%増のほか、サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」が同27%増、サッポロビールの「黒ラベル」も同20%増と、軒並み2ケタの大幅な伸びになっている。
一方の発泡酒カテゴリーではブランド別でキリンの「本麒麟」の同3%増やアサヒの「クリアアサヒ」が前年同月並みと健闘したものの、トータルでの減少傾向は変わっていない。なお、酒税の区分が同一となる発泡酒と第三のビールを1月発表分から同じカテゴリーとして表記する。
日刊工業新聞 2024年02月14日