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JR西日本が地元と存続を協議する「ローカル30線区」の中身

JR西日本は在来ローカル線のうち、1日当たり輸送密度(平均通過人員)が2000人未満の計30線区について今後の存続のあり方を地元自治体などと協議する。各線区の費用に対する収入の割合である収支率を今回初めて情報開示するとともに、各線区の特性やニーズを踏まえ、鉄道の運行と設備所有を分ける上下分離式や次世代型路面電車(LRT)、コミュニティーバスなど新たな運送サービスの形式を探る。

30線区は山陰線や芸備線、姫新線などで、JR西の約3分の1に相当する。2017―19年度平均の収支率は0・4―29・4%で、30線区平均は14・8%。廃止を前提とはしないが、JR単独では現状維持が難しいとして、地域全体で鉄道とまちづくりを議論する。

日刊工業新聞2022年4月14日

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