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JR東日本が運賃一律10円値上げ、対象区間は?

JR東日本はホームドアやエレベーターなど駅のバリアフリー設備の導入を推進するため、2023年3月をめどに山手線や京浜東北線など首都圏の一部区間の鉄道運賃を一律で10円値上げする。値上げによる年間徴収額は約230億を見込む。36年3月までにバリアフリー設備の導入や維持に必要な費用約5900億円のうち、約半分を充てるとしている。

値上げするのは、利用者が多いため運賃が低く抑えられている山手線など東京の「電車特定区間」。切符、ICカードともに運賃を10円値上げするほか、通勤定期券も6カ月で1420円値上げする。

JR東日本プレスリリースより

国土交通省は21年12月に、ホームドアやエレベーターなどの整備費用を賄うために現行料金に上乗せできるように制度を改正している。この制度を利用したのは同社が初めてだという。

日刊工業新聞2022年4月7日

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