トンネル工事の危険作業を軽減、大林組が鋼製支保工を遠隔で建て込める装置を開発

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支保工を遠隔で建て込める装置「クイックテレクター」

大林組は、山岳部のトンネル工事で、天井や壁面を支える鋼製支保工を遠隔で建て込める装置「クイックテレクター」を開発した。作業員を従来の4―5人から遠隔操作する2人に減らせるという。重機や作業員が狭い場所に共存する環境で、重機との接触や切羽(掘削面)など危険な場所での作業を軽減。作業員の安全確保と省人化につなげる。

クイックテレクターは、大林組とマルマテクニカ(東京都世田谷区)、カトウ(川崎市中原区)が共同開発した。遠隔操作で支保工を所定の位置に移動・据え付けできるほか、支保工をトンネル天端とワンタッチで接合する機能も備える。従来は2―3人を要した建て込み作業員の細かい位置調整が不要となり、作業員を2人まで減らせる。

山岳トンネル工事は一般に穿孔(せんこう)、装薬、発破、ずり出し、コンクリート吹き付け、ロックボルト打設の各工程があり、いずれも作業員の経験に頼る部分が多い。大林組はトンネル施工の安全・生産性向上や省人化を実現する統合システム「OTISM」の開発を進めており、クイックテレクターをその一部と位置付けている。

日刊工業新聞2022年4月8日

キーワード
大林組 山岳部 トンネル

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