防水シート張り付け2倍速、大林組が実用化したスゴいトンネル工法

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山岳トンネル工事に適用された長尺スラックシートシステム

大林組は、東宏(札幌市東区)、国際紙パルプ商事と山岳トンネルでの防水シート張り付け作業を省力化した技術「長尺スラックシートシステム」を実用化したと発表した。従来は一体の不織布と防水シートを別張りに変更しシートの展張・固定を容易にした上で、任意のタイミングで防水シートを固定できる工法を採用。これにより作業員1人当たりの施工速度が従来に比べて約2倍に向上した。

新システムでは防水シートの展張と固定に容易にし、上下に移動せずに同じ高さをまとめて施工できるように作業台車の最適化も図った。また、電磁誘導加熱を利用した防水シート固定方法「IHウエルド工法」の採用で、任意のタイミングで防水シートを固定できるようになった。これにより、周方向のクギ打ちによる固定作業量を約2分の1に削減した。

新システムは「河津下田道路河津トンネル逆川地区工事」(国土交通省が発注)、「松山自動車道 明神山トンネル工事」(西日本高速道路が発注)、「(仮称)上曽トンネル本体工事(石岡工区)」(茨城県が発注)に適用された。


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日刊工業新聞2022年3月30日

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