【決算一覧】コロナで不採算工事が多発、ゼネコン大手4社が全社営業減益

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ゼネコン大手4社の2021年4―9月期連結決算が9日までに出そろい、全社が営業減益となった。手持ち工事が豊富で清水建設を除く3社が前期比で増収だったが、新型コロナウイルス感染拡大前に受注した国内建築事業で複数の不採算工事などが発生し、全社が減益となった。22年3月期連結業績予想は全社が営業減益を見込む。欧米の建築事業や開発事業が堅調だった鹿島は売上高と各利益を上方修正したが、国内で不採算工事を複数抱えた大林組は各利益を下方修正した。

コロナ禍の影響で企業の設備投資が見通せない中、下期(10月―22年3月)は国内建築では引き続き倉庫やデータセンター、半導体関連施設などの受注堅調が予想される。ただ価格競争も激しくなっており、受注予想を引き下げる動きもある。

国内土木は、一部の大型工事が繰り延べになっており慎重な見方だ。鋼材などの資材の高騰は、各社とも早期の調達などで業績に与える影響を最小限に留める動きが出ている。

21年4―9月期の建設事業の採算性を示す完成工事総利益率(単体)は、トップが鹿島で前年同期比3・6ポイント減の11・4%。次いで大成建設が同4・3ポイント減の9・8%となった。清水建設は同5・7ポイント減の6・6%、大林組は同6・5ポイント減の6・3%だった。

日刊工業新聞2021年11月10日

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