中国向け好調、産業ロボットの1ー3月受注額は前年同期比43%増

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写真はイメージ

日本ロボット工業会は、2021年1―3月期の産業用ロボットの受注額(会員ベース)が前年同期比43・2%増の2460億円だったと発表した。四半期としては20年10―12月期の2223億円に続き、2四半期連続で過去最高を更新した。輸出額では中国向けがこれまで最高だった17年7―9月期の681億円を大きく上回り、840億円を記録した。19年は米中貿易摩擦、20年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けたが、ここに来て回復基調が鮮明になっている。

21年1―3月期の総輸出額は前年同期比37・7%増の1640億円と、2四半期連続でプラスになった。コロナ禍からいち早く回復した中国への輸出は5四半期連続のプラスで、総輸出額の51%を占める好調ぶり。回復傾向にある北米向けも同12・8%増の268億円と2四半期連続で伸び、19年1―3月期以来の260億円超えとなった。

特に輸出をけん引するのは、IT投資の加速を背景とした電子部品実装用だ。輸出額は同58・9%増の729億円で5四半期連続の増加となった。

自動車産業向けが多い溶接用の輸出も同40・9%増の218億円と大幅に伸びており、底入れ感が出始めている。

輸出とは対照的に国内は低迷が続いている。国内出荷額は同4・6%減の503億円となり、6四半期連続のマイナス。減少幅は縮まっているものの、依然として猛威を振るう新型コロナの影響などもあり、勢いはない。国内出荷のうち電気機械向けは同6・9%減の133億円、自動車向けも同1・9%減の177億円で、ともに6四半期連続のマイナスとなった。

日刊工業新聞2021年4月23日

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