60台のロボアーム付き無人搬送車を管理!静岡市の中小企業の新システム

  • 0
  • 0
AGWORKSで複数台のAGBOTを統合管理できる

三明(静岡市清水区、笠井茂社長、054・353・3271)と三明電子産業(同、久保田和俊社長、054・335・5588)は、移動型作業ロボットの運用管理システム「AGWORKS」を開発した。三明のロボットアーム付きの無人搬送車(AGV)「AGBOT」を最大60台まで一括管理できる。作業効率を向上できるほか、複数台を管理することに伴うシステムの運用負荷を抑えた。100システムの導入を目指す。

パソコン画面などで3次元(3D)モデルの工場や生産ラインで、複数台のAGBOTの動く様子を確かめられる。移動型作業ロボットは「モバイルマニピュレーター」と呼ばれ、1台で移動と搬送、作業を担う。新システムでは、搬送面で加工対象物(ワーク)の流れ、ロボットの移動面で充電やルート管理、作業面でピッキングや組み付けなどを管理できる。

AGBOTはロボットアームの手先の位置精度がプラスマイナス0・5ミリメートルと精密作業が可能。小さな電子部品のピッキングや収納、搬送ができる。生産ラインへの部品供給や工作機械へのワーク投入など、工場内物流の自動化を提案する。価格は単体で約1500万円(消費税抜き)。

FA(工場自動化)出身のロボットインテグレーターがモバイルマニピュレーターを扱う場合、作業面の調整は得意でも、運用管理システムを構築する負荷が大きかった。三明がAGWORKSを提供することで、少人数のインテグレーターでも導入しやすくなる。

日刊工業新聞2021年2月17日

関連する記事はこちら

特集