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KUKA日本法人、パートナー企業を2倍に!地場のロボット関連企業を深掘り

独KUKAの日本法人KUKAJapan(横浜市保土ケ谷区、大田紘社長、045・744・7531)は、販売代理店を含めたロボットシステムインテグレーター(SIer)などパートナーを2023年12月までに現状比2倍の40社へ拡大する。KUKAの看板を掲げる「オフィシャルシステムパートナー」も倍増の15社を目指す。

地場のロボット関連企業を発掘し、顧客の自動化・ロボット化支援を加速する。

首都圏から全国へ段階的にパートナーを拡大する。大手ロボットSIerの下請けや技術・開発型の企業ではなく、顧客に向けロボットシステムの設計や据え付けができるパートナーを掘り起こす。

KUKAは欧米では自らSIer事業を展開。日本では特にオフィシャルパートナーとこれら知見を共有しながら、顧客の課題に合わせたソリューションを展開する。大田社長は「良いロボットだから買ってくれる市場ではない。地域密着で広げたい」と意気込む。

同社は大がかりなロボットシステムだけでなく、領域を絞った工程や作業の自動化・ロボット化が強み。コロナ禍で抑えられていた設備投資も動き始め、20年末から一般産業分野の自動化に関する潜在需要が増しているとし、パートナー拡充を急いで受注獲得につなげたい考え。


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日刊工業新聞2021年3月30日

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