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京セラ子会社がDXショールームを開設。その狙いは?

京セラドキュメントソリューションズ(大阪市中央区、安藤博教社長)は、本社屋を増床し、対面とオンライン両方で顧客のデジタル変革(DX)のソリューション提案ができる拠点「ナレッジプラス大阪」を開所した。ショールーム機能に加えセミナー配信スタジオとしても活用する。同拠点の活用を軸にソリューション事業の売上高を全体の20%から3年後に50%程度へ引き上げる方針。増床部の延べ床面積は約403平方メートル。投資額は非公表。

同拠点では、顧客が抱える業務効率化への課題解決に向け、包括的に提案。約1000人在籍するエンジニアが課題に合わせて商談に参加し、高精細カメラも活用して機器や最適なソリューションを提案する。具体的には、医療秘書や受付窓口で複数回手入力していた患者の紹介状の内容を一括で同一システムに入力するなどの作業効率改善を、他の業界にも展開する方針。

日刊工業新聞2021年4月7日

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