AIが収穫時期を判断。銀座農園が追従も手動も可能なロボットを開発

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銀座農園(東京都中央区、飯村一樹社長、03・6228・6565)は観光イチゴ園などのハウス農家向けに、農場内を自律走行するモビリティー「FARBOT」の試作機を開発した。栽培エリア内をカメラとセンサーを使って畝をまたいで自律走行し、走行中に収穫可能な野菜個数を人工知能(AI)で自動判定する。11月からイチゴやトマト農家などにモニター販売し、改良を加えた上で2020年5月を目標に発売する。

温度・湿度・二酸化炭素(CO2)濃度を区画ごとに測定し記録する。収穫野菜を入れた箱を2個、重量で計100キログラムまで運べ、現場作業を軽労化できる。

消費税抜きの価格は49万8000円と、50万円以下を目指す。屋外の畑でなく、日光や照明光がほぼ一定なハウス内の利用に特化することで「関連センサーの費用を節約できた」(同社)とする。

農場内走行は作業者への追従モードと手動モードの、2種類から選べる。人との協調のため、農場内でぶつかっても安全なアーム関節がやわらかいアクチュエーターを採用。搭載したセンサーでCO2などの環境測定のほか、測定情報をもとに病害虫発生の可能性やエリアを予測する。薬剤散布機や捕虫機を搭載して農場内を走行させ、作業の省力化に使うこともできる。

収穫直前の野菜を狙う野菜泥棒に対しては、エリア内に立ち入った不審者を検知して画像で記録。搭載スピーカーから警報音を出すこともできる。



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