電気を流すと“不透明”になる調光フィルムはなぜ必要?

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凸版印刷は、通電していない時は透明で、通電すると不透明になる調光フィルム「LCマジック リバースモード=写真」の量産技術を確立した。これまで採用されにくかった自動車や電車などへの採用を狙う。価格は個別見積もり。LCマジックシリーズで、2021年までに関連受注を含めて約20億円の売り上げを目指す。現行の「LCマジック」は、通電していない時は不透明で、通電すると透明になる。LCマジック リバースモードは、これが逆になる。


LCマジックと同時に開発していたが、安定した品質での量産が難しかった。LCマジックでは、自動車や電車、あまり使われない会議室の窓など、透明な状態で使う時間が長い用途では電気コストがかさみ、採用されにくかった。


LCマジック リバースモードのフィルムの厚さは約0・26ミリメートル。ガラスへの後貼り施工で簡単に使用できる。すでにオフィスの仕切りや会議室の窓へ導入実績があり、自動車や電車、輸送機器への適用に向けて検証実験を進めている。


COMMENT

国広伽奈子
編集局第一産業部
記者

透明であれば事故などの停電時でも内部の安全確認がしやすくなるため、車や電車でも採用しやすくなるそうです。次世代モビリティーを意識した製品開発が印刷大手の間でも増えてきた印象があります。

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