空気で膨らませ乗る、ふわふわモビリティー メルカリと東大が開発

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メルカリ・東大共同開発の持ち運べるほど軽く、柔らかくて安全な電動モビリティー「poimo」
 メルカリと東京大学の川原圭博教授らは共同で、短距離利用のパーソナルモビリティー「poimo」を開発した。市販の空気入れで膨らませて木馬の形にして使う。ビーチボールのように折りたたんで持ち運べる。コンパクト性と、気体の圧力で膨らますことによるやわらかさや安全性で高齢者や子連れ女性などの利用を見込むほか、アウトドアやレジャー用にも可能性があると見ている。今後、実証実験を続けて数年以内に商品化を目指す。

 本体重量は3・5キログラムで、タイヤのホイールに組み込んだ走行モーターや、充電バッテリーが含まれる。無線給電式で、1回の充電当たり約1時間走行できる。速度は毎時10キロメートル程度。多少の坂道でも走れる。

 サスペンション機構があるため、ふわふわした乗り心地で安定して乗れるという。キックボードに比べて、走行時や乗るときの心理的不安が小さい。

 コストを抑えるため、自動マッピング機能や途中障害物回避機能はあえてつけていない。モーターも安価なものを採用したため、急な坂道を上る能力も持ち合わせていないが、「モーターを高馬力にすれば可能」(川原教授)という。

 最終的な販売価格は数万円を目標にしており、コストと性能、使い勝手の両立を探るため、経済特区などを利用して走行実験を続ける考えだ。

日刊工業新聞2019年8月30日

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局
記者・編集者

イベント会場など、人がいる広い室内の移動などにも活躍しそうです。

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