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一般職、年功を排して評価…ヤマハ発動機が人事制度刷新

ヤマハ発動機は25日、一般職や60歳定年後に再雇用された社員「エキスパート職」を対象にした新しい人事制度を2025年1月から導入すると発表した。一般職は年功にとらわれず、期待される行動や業績を評価して基本給などの待遇に反映する。エキスパート職は働き方の選択肢を複数設ける。

一般職は従来の「C職(総合職)」「G職(業務職)」「P職(製造職)」を統合し、「Y1」から「Y4」の4段階の共通の等級体系に変更する。昇格案件から在級年数を外し、各等級で求められる水準を超える業務で高い成果を出した場合は、二つ上の等級に昇格できる「飛び級昇格」も導入する。

エキスパート職は基幹職(管理職)から移る場合、果たす役割の異なる「K」「A」およびY4の3種の等級から選択する。一般職は定年前相当の等級となる。いずれの等級においても、定年前と同等の役割を担う場合には同水準の報酬を維持する。

日刊工業新聞 2024年9月26日

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