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ドコモ・ソフトバンク…自転車シェアでライバルが組んだ理由

ドコモ・ソフトバンク…自転車シェアでライバルが組んだ理由

ドコモ・バイクシェアの武岡社長(右)とOpenStreetの工藤社長

ドコモ・バイクシェア(東京都港区、武岡雅則社長)とOpenStreet(同、工藤智彰社長)は10日、自転車シェアリングサービスのポート(発着場所)の共同利用に関する業務提携に合意したと発表した。両社それぞれのシェアサイクルサービスで利用する電動アシスト自転車を双方のポートで利用・返却可能になる。利用者の利便性向上と業務オペレーションの効率化が狙い。今後共通のシステム開発を行い、2025年4月以降に一部の地域からポートの共同利用を始める。

NTTドコモの子会社とソフトバンクの子会社が手を組む。都心部に多くのポートを展開するドコモ・バイクシェアと、郊外に強いOpenStreetは、それぞれ全国で約3800、約8500のポートを有する。利用者は都心で乗車した自転車を郊外で返却できないなど、エリアの分断が課題だった。

工藤OpenStreet社長は「競争した結果で分断が起こったが、そのフェーズは終わった」と述べた。ポートの共同利用開始に向け、横浜市などエリア補完性の高い地域を中心に共同で事業化の可能性を探る。将来的に自転車の相互利用や共通の料金体系なども視野に入れる。

武岡ドコモ・バイクシェア社長は「世界で胸を張れるレベルにサービス利便性を高めていきたい」と意気込んだ。

日刊工業新聞 2024年7月11日

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