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栗本鉄工所が国内向け投入、自走式破砕・選別機8機種の中身

栗本鉄工所が国内向け投入、自走式破砕・選別機8機種の中身

エボクイップの破砕機

栗本鉄工所は国内向けに自走式破砕・選別機を新たに8機種投入した。従来から取り扱う砕石業や鉱山業、鉄鋼業など向けの中・大型機の製品群に、今回小型機を中心とする製品を追加。小型機は災害復旧現場でのがれき破砕や分別処理などを得意とし、能登半島地震による被災地の復旧・復興支援などでの活用を見込む。

今回、小型自走式破砕機・スクリーンなどを製造する北アイルランドのエボクイップと、アイルランドの自走式ふるい分け機(トロンメル)専業メーカーのMDSの製品を投入した。

エボクイップの製品は重量3・4トン機種をはじめ計6機種。災害復旧現場でのがれき破砕や分別処理、解体現場における破砕処理、建設現場での土(建設発生土)の選別などに活用可能。残りの2機種はMDS製のトロンメル。混合廃棄物や木質系廃棄物の破砕・分別用途のほか、砕石場の発破原石や粘性の高い原料でも安定した精度で選別できる。

栗本鉄工所は2012年に北アイルランドのFINLAYと輸入代理店契約を結び、これまで国内向けに150台以上の自走式破砕機・スクリーン・コンベヤーなどを供給している。

日刊工業新聞 2024年4月17日

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