自衛隊の強い味方に!持ち運べる水流発電装置

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2本のレールで川や水路に架けて発電する

THKとマルヒ(長野県飯田市、後藤大治社長、0265・28・5211)は、軽量で持ち運びが可能なマイクロ水流発電システムの実用化モデルを共同開発、自衛隊向けに提案した。発電機の出力は20ワット前後で、携帯型通信機やパソコン、遠隔監視カメラなどの電源としての利用を見込む。価格は100万円以下を目指す。国際協力活動で海外派兵が増えている自衛隊や、災害救助関連にも使えるとみて拡販する。

発電システムは農業用水のマイクロ水流発電で培ったノウハウを生かした。水車の羽根を軽量の繊維強化プラスチック(FRP)製にし、3枚構造にした。水車などの本体部分の重さは25キログラム、充電器を含むパワーパッケージは5キログラムで、大人2人がいれば現場に持ち運べる。2本のレールで現地の川や水路などに架け、発電する。本体部分の寸法は縦、横、高さともほぼ60センチメートル。

自衛隊が赴く東南アジアやアフリカでは電源が整っていない地域も多い。補助バッテリーを携行しても数日分しかなく、大型の発電機が使えないケースもある。ベトナムや台湾の川や用水路で実証実験を行っており、自治体や消防団などの災害復旧活動での需要も期待できるとみている。

日刊工業新聞2020年9月9日

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自衛隊 THK 発電機

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