ニュースイッチ

東芝エネルギー、ケニア地熱発電改修向けタービン受注

東芝エネルギー、ケニア地熱発電改修向けタービン受注

オルカリア第一地熱発電所

東芝エネルギーシステムズ(川崎市幸区、島田太郎社長)は、ケニア中部のオルカリア第一地熱発電所の1―3号機の地熱発電設備改修工事で、蒸気タービン・発電機を受注した。受注金額は非公表。2025年12月末までに現地へ順次出荷する。改修工事の契約者である中国の山東電力建設第三工程から受注した。

オルカリア第一地熱発電所は、ケニア電力公社が1981年に設置した同国最古の地熱発電所。1―6号機まで稼働している。このうち1―3号機については、老朽化が進んだことから改修工事を行うことになった。

改修により蒸気タービン・発電機を入れ替え、1―3号機の発電出力は、それぞれ6000キロワット増加して2万1000キロワットとなり、少ない蒸気でより高い発電出力を実現する。これらの評価が受注につながったという。

東芝エネルギーシステムズは22年にケニア電力公社と東アフリカ地域を中心に地熱発電所の運転・保守サービスの協業で合意している。両社の知見を合わせて東アフリカ地域で地熱発電の普及に貢献していく。


【関連記事】 パナソニックグループが頼りにする異能の変革集団
日刊工業新聞 2024年04月02日

編集部のおすすめ