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トヨタSUVに採用、セキソーが吸音・軽量化を両立した「天井用空調ダクト」で攻める

トヨタSUVに採用、セキソーが吸音・軽量化を両立した「天井用空調ダクト」で攻める

天井用空調ダクトシステムの装着イメージ

後席の快適さ向上

セキソー(愛知県岡崎市、山田昌也社長)は、吸音効果と軽量化を両立した自動車の天井用空調ダクトシステムの提案を強化する。エンジンの吸気ダクト製造で磨いた、不織布を成形してダクトを作る技術を車内の空調音の低減などに応用した。9月にトヨタ自動車が北米で展開を始めたスポーツ多目的車(SUV)「グランドハイランダー」に採用されるなど成果を積み上げている。

天井用空調ダクトシステムは、繊維をシート状にして成形するセキソー独自の工法「セキソー・アコースティック・ポーラス(SAP)」を駆使して生産する。異音の改善とともに製品の軽量化を実現した。

同社はこれまで発泡技術による天井用空調ダクトを手がけていた。SAPを活用することで、音の共鳴による耳障りな気流音の発生を防げるメリットがある。

SUVやミニバンなどは、2列目や3列目シートにもエアコンユニットの空気を届かせる必要がある。このため車両の左右や中央を結ぶダクトが欠かせない。

空調に関する音を低減できるダクトの提供を通じて、後席の空間の快適さのさらなる向上に貢献する。


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日刊工業新聞 2023年12月22日

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