「N-BOX」が首位守った10月新車販売、1万台を超えた6つの車種【トップ30一覧】
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が7日発表した10月の車名別新車販売は、ホンダの軽自動車「N―BOX」が前年同月比40・2%増の2万2943台で3カ月連続の首位となった。N―BOXは10月に新型車を発売した効果が表れた。
2位はトヨタ自動車の小型車「ヤリス」で同12・6%増の1万5917台。3位はダイハツ工業の軽「タント」が同5・4%増の1万5795台で、上位3車種は3カ月連続で同じ顔ぶれとなった。
半導体などの部品不足が緩和し生産が回復。上位30車種中20車種が前年同月を上回り、6車種が1万台を超えた。1月に新型車を発売したトヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」が同3・4倍と好調を継続。ホンダのスポーツ多目的車(SUV)「ヴェゼル」は10月から生産が増えて受注残を解消し同64・9%増。同様に生産増でスズキの軽「ハスラー」が同36・5%増、トヨタの小型車「ルーミー」は同35・3%増と販売を伸ばした。
上位10車種のうち7車種がHVを設定している。軽を除く乗用車ではHVが同25・7%増の12万2773台と14カ月連続の増加となった。
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日刊工業新聞 2023年11月08日