トヨタ「シエンタ」「ノア」「プリウス」は登録2倍以上…新車販売が回復傾向
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が6日発表した2023年上期(1―6月)の車名別新車販売は、ホンダの軽自動車「N―BOX」が2年連続の首位となった。前年同期比8・0%増で、唯一10万台を超えた。半期ベースでは3期連続での首位獲得。トヨタ自動車の小型車「ヤリス」は同19・4%増で22年上期と変わらず2位となった。
半導体不足が緩和しつつあり、台数は上位30車種のうち21車種が前年同期を上回るなど全体的に回復傾向。特に登録車はトヨタの小型ミニバン「シエンタ」や同ミニバン「ノア」、同ハイブリッド車(HV)「プリウス」などが2倍以上の伸びを見せた。
一方、トヨタの小型車「ルーミー」は、同30・1%減と落ち込んだ。
6月単月ではヤリスが前年同月比35・1%増の1万7710台を販売し、22年8月以来10カ月ぶりに首位に返り咲いた。22年9月から首位を保っていたN―BOXは同5・9%増の微増となったが、2位に後退した。
日刊工業新聞 2023年07月07日