最高時速35km…自動運転バスが羽田の公道を走る
東京都大田区などで構成する「HICity及び羽田空港臨海部における自動運転運行推進コンソーシアム」は、羽田イノベーションシティ(HICity、東京都大田区)周辺で、公道における自動運転バスの走行実証実験を15―19日の5日間実施する。同区他地域での自動運転バス導入を目指すとともに、全国的なバス運転手不足の解決につなげる考え。
車両はティアフォー(名古屋市中村区)製「Minibus(ミニバス)」で定員は16人。運転席には緊急時対応のため運転者を1人配置する。実証中の最高時速は35キロメートル。一般乗降は18、19の両日のみ。
同地域では2020年から羽田みらい開発(東京都大田区)が自動運転バスの実証実験に取り組み、累計6万3000人が乗車した。今冬にはHICity内でBOLDLY(ボードリー、東京都港区)の新たな自動運転バス「MiCa(ミカ)」の実証実験を予定。
担当者は「同一地域で複数種の自動運転バスの実証実験は珍しい」としている。
日刊工業新聞 2023年11月7日