日本郵船は、パナマ運河を通過できる最大サイズ(パナマックス型)で、世界で初めて液化天然ガス(LNG)を燃料とする石炭専用船「松陽=写真」の運航を開始した。同船は全長235メートル、全幅38メートル。載貨重量トン数は9万5233トン。九州電力と建造を進めた船舶で、同社の火力発電所向けに海外から石炭を輸送する。LNGを燃料に使うため、硫黄酸化物を排出せず、窒素酸化物や二酸化炭素(CO2)の排出量を削減できる。大島造船所が建造した。