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東大・産総研が本格稼働、「AI半導体」開発支援拠点の中身

東大・産総研が本格稼働、「AI半導体」開発支援拠点の中身

AIチップ開発例(NEDO提供)

東京大学産業技術総合研究所は、中小企業やベンチャーの人工知能(AI)半導体開発を支援する「AIチップ設計拠点」を本格稼働した。集積回路の設計支援ツールや評価ボードなどを提供する。ベンチャーは独自のAI処理回路以外の開発工数を減らせる。イノベーションのハードルを下げ、産業競争力につなげる。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業として東大浅野キャンパス(東京都文京区)に整備してきた設計拠点を産総研の共用施設とし、東大と産総研での運用を始める。AIチップの集積回路自動設計ツールや回路の評価機器、インターフェースなどの標準IPコアなどをそろえた。

ベンチャーはAI処理回路以外の部分は標準化された回路を利用でき、設計負荷を減らせる。実際に設計期間を45%短縮し、開発コストを削減できた。

日刊工業新聞 2023年04月03日

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