誤差±1%以下、積載重量を高精度計量できる新型「10トンダンプ」の効果
極東開発工業は大煌工業(埼玉県川口市)、大林道路(東京都千代田区)と共同で、積載重量を誤差プラスマイナス1%以下の計量精度で表示できる10トンリアダンプトラックを開発した。2019年に発売した計量装置付きトラックの改良車。過積載を防ぐための正確な計測ニーズに応える。発売は今春の予定。価格や販売計画は今後詰める。
質量計は車体と一体構造にし、荷台下の四隅に配置した。平地・停車状態での計量精度は誤差プラスマイナス1%以下と、重心がずれても正確な計測を可能とした。4点支持による計量で荷重を直接計測し、積載物や積載位置、路面状況による影響を抑えられる。
過積載を防ぎやすく、労働環境の改善、事故防止、車両や道路の長寿命化、タイヤの保守費用の低減などを見込める。簡易な操作で瞬時に軽量が可能なほか、車内外に重量を表示できるようにするなど、作業性も大幅に高めた。
日刊工業新聞 2023年02月24日