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業界初!いすゞなどが架装物の状況を把握できるシステムを開発

いすゞ自動車は商用車の架装物の稼働や制御情報を取得できるシステムを開発した。従来の車両情報の取得システムと合わせることで架装物の不調などを把握する。常時インターネットにつながっているので、商用車を利用する事業者はより効率的な運行管理ができる。車両だけではなく架装物の情報も取得したコネクテッドサービスは業界初。2021年度中のサービス提供を目指す。

極東開発工業と共同で架装モニタリングシステム「架装コネクテッド」を開発した。通信技術を活用した故障予防整備を支援する、いすゞのサービス「プレイズム」との活用で、商用車の機能を担う架装物も含めたトータルサポートが可能となる。

日本フルハーフ(神奈川県厚木市)や新明和工業などと共同で架装コネクテッドを活用した取り組みも進める。ゴミ収集車や冷蔵・冷凍車、高所作業車といった架装物向けサービスを展開する。

例えば冷蔵車の場合、車両の駆動エンジンとは別にある、冷蔵庫を動かすサブエンジンのモニタリングが挙げられる。

架装コネクテッドの仕組み(いすゞ自動車の発表資料から)
日刊工業新聞2021年2月12日

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