ＪＲ西日本は２０２３年度に岡山・備後エリアの山陽線などに導入予定の新型近郊型直流電車「２２７系＝イメージ」の名称を「Ｕｒａｒａ（ウララ）」に決めた。参加交流型サイト（ＳＮＳ）「ツイッター」で２２年の公募で集まった約１２００件の中から、デザインコンセプトにふさわしく、親しみをもって呼びやすい名称を選んだ。愛称名を車体に掲出する。

デザインコンセプトは豊饒と穏和から造語した「豊穏の彩」で、同エリアの豊かで穏やかな気候・風土を表現した。岡山の桃、広島・福山のバラ、同・尾道の桜など沿線のピンクをシンボルカラーとし、太陽の恵みや穏やかさを暖色のグラデーションで表現した。

戸挟み検知装置や運転士異常時列車停止装置、先頭車間転落防止ホロなどを岡山エリアで初導入し、安全性を高めた。