名刺の用紙に「多摩産材」試験導入、きらぼし銀行の狙い
きらぼし銀行は、一部の部署で用紙の原材料に多摩産材を使った名刺の試験導入を始めた。同行と東京きらぼしフィナンシャルグループ(FG)が東京都と締結している「産業振興に関する包括連携協定」の取り組みの一環。多摩産材の活用により伐採、利用、植栽、保育といった森林の循環を促して地球温暖化防止に貢献する。2023年度以降は、東京きらぼしFGのグループ会社を含めた全社での導入も検討している。
東京都は地域の木材である多摩産材の利用拡大、PRを推進している。その趣旨に賛同し、同行が企画した。同行では、住宅建設に使用する木材の50%以上が多摩産材である場合など一定の要件を満たした住宅に対して、住宅ローンの金利を優遇する金利プランなども提供している。
日刊工業新聞 2023年01月05日