高校生SIerが腕競う、競技会の優勝校は?
愛知県は愛知県国際展示場(愛知県常滑市)で「第1回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会」を開催した。県はロボットシステムインテグレーター(SIer)の人材創出を目的に2022年度から「高校生ロボットSIリーグ」を実施しており、その集大成として競技会を開いた。県内外の10校の高校生チームがSIerとしての腕を競った。
10校がデンソーウェーブ(愛知県阿久比町)、FUJI、三菱電機のそれぞれのロボットを使う3部門に分かれ、ボールペンの組み立て、お菓子の箱詰め、ギア部品の組み立てをロボットにさせる課題に挑戦。足利工業高等学校(栃木県足利市)が最優秀賞を受賞した。さまざまな工夫を施し、課題に対する最適解を導いた点が評価された。
主催者としてあいさつした大村秀章知事は「こういうものは継続こそ力。来年もしっかりとやっていく」と競技会を続けていく意欲を示した。(名古屋)
日刊工業新聞 2022年12月13日