SNSで話題沸騰、「寿司プラモ」が狙う商機
秋東精工(東京都江戸川区、与謝野学社長)の初の自社商品「寿司プラモ」が人気だ。2021年5月の発売からこれまで1万個以上売れた。プラモデルを簡単に組み立てられる点やアレンジできることが支持された。
同社はプラモデル製造に用いる金型を作る。新型コロナウイルス感染症の影響で展示会が減る中「自ら打ち出せるモノを作れないか」(開発責任者の藤原千誉チーフ)と、初心者でも作れるプラモデルを考えた。消費税込みの価格は1430円。ネタと数百の米粒で構成し接着剤で引っ付ける。赤身に脂身を付ける塗装などが可能。それを会員制交流サイト(SNS)で発信する人が現れ話題となった。
マグロやサーモンなど4種類を販売中。コロナ禍の巣ごもりでプラモデルを作る外国人が増えており、今後は訪日客需要に向け商流の拡大を図る考えだ。
日刊工業新聞2022年9月28日