空飛ぶクルマは受け入れられる?大阪府が実態把握調査
大阪府は2022年度、電動の自律飛行で垂直離着陸する空飛ぶクルマの社会受け入れ度向上へ実態把握調査とイベント開催を行う。空飛ぶクルマが受け入れられるために考慮すべき飛行音などの許容範囲、有用性、新ビジネス創出などについて府民や専門家などから意見を集め、現状を把握するためのデータも集めて分析する。シンポジウムなどの集客イベントで周知するための効果的な情報発信も図る。最大1000万円を投入する。
調査では、飛行音や飛行高度などの許容範囲、求める安全レベル、事故対応、有用性や可能性のアピールに必要な項目、新ビジネス創出やビジネス拡大、空飛ぶクルマの利活用への期待などについて情報収集する。居住地や年齢、性別、職業などで幅広い層から意見収集する。集客イベント参加者からの収集も検討する。
イベントはシンポジウムやセミナー、展示会などを二つ以上開く。既存のイベントとの連携も検討する。空飛ぶクルマの使い方、使われ方、未来の社会像などを情報発信する。
大阪府は25年の大阪・関西万博での空飛ぶクルマの実現に向けロードマップを策定した。
日刊工業新聞2022年7月1日