スズキが「空飛ぶクルマ」事業化へ一手
スカイドライブと事業・技術連携協定を締結
スズキは、SkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)と、電動の自動操縦で垂直離着陸する「空飛ぶクルマ」で事業・技術連携協定を結んだ。スズキの小型車技術と、スカイドライブが開発中の世界最小の空飛ぶクルマの技術の融合を図り、機体や要素技術の研究開発、量産体制などについて検討する。スズキの4輪車の主力市場であるインドを中心に海外市場開拓を目指す。
スカイドライブは2人乗りの機体を開発中で2025年の大阪・関西万博で大阪湾エリアでのエアタクシーサービス導入を目指している。
スズキは4輪車や2輪車、ボートに続くモビリティーとして空飛ぶクルマの事業化を目指し、顧客接点を増やす考え。新たな電動モビリティーの事業化でカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)実現への貢献も図る。
日刊工業新聞2022年3月24日