ホンダ系部品サプライヤーが出資、「空飛ぶクルマ」スタートアップの正体
テイ・エステックは、「空飛ぶクルマ」に関する事業を手がけるテトラ・アビエーション(東京都文京区)に出資した。出資額は非公表。併せて同社と空飛ぶクルマのシートを中心とする内装部品の共同開発契約を締結した。
テトラ・アビエーションは、空飛ぶクルマの研究開発や製造販売を手がけるスタートアップ企業。
テイ・エステックはホンダ系部品サプライヤーで、自動車向けシートを主力としている。自動車とは異なる空飛ぶクルマの開発を通じ、安全や軽量化、快適性などに関する技術力を高め、自動車向けシートの製品力向上にも結びつけたい考え。
空飛ぶクルマは、電動型垂直離着陸機(eVTOL)とも呼ばれる。既存の航空機と比べ二酸化炭素(CO2)排出量を削減でき、静粛性にも優れるとして国内外で開発が進んでいる。
ホンダも2030年代の実用化を視野に入れ開発に取り組んでいる。
日刊工業新聞 2022年2月16日